

自らをマネジメントする
未来の働き方を考えるうえで、ピーター・ドラッガー博士が「明日を支配するもの」のなかで、とても示唆に富んだ文章を書いている。 今日のような乱気流の時代にあって、あらゆる組織の寿命が短命になってきている。 それに反して、人の長寿化傾向によって働く期間はますます伸びている。 健康であるならば、75歳までは働くことができ、労働寿命は50年に及ぶということになる。 そのような超労働寿命の社会において「自らをマネジメントする」ということがますます重要になってくる。 特に、知識労働者たるものは、以下の課題に直面する。 自分は何か。強みは何か 自分は所をえているか 果たすべき貢献は何か 他との関係において責任は何か 第二の人生は何か これらを、すこし我流で意訳してみたい。 (1) 自分は何か。強みは何か マネジメントの目的は、「成果」を上げることである。
そして「成果」は、他に「貢献」することによって、得られる。
そして、ドラッガー博士は、書いている。 「無能」を「並」に鍛え上げても、貢献することはできない。
「強み」に集中し、強みをさらに強くすることでし