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アドラーに出会えたら、もう大丈夫。

アドラーに出会えたら、もう大丈夫 なんて、かっこいい言葉でしょうか。

ところで、アドラー心理学とはなんでしょうか? それは、過去に支配されない生き方のための心理学です。

これまでの人生に何があったかは、 これからの人生をどう生きるかに、 何の影響も与えない。

そして、未来を幸せにするのではなく、 たった今、一瞬一秒に幸せを感じる生き方のための考え方です。

アドラー哲学では、こんなふうに考えます。

過去の「原因」ではなく、 いまの「目的」を考えます。

なにが与えられているかではなく、 与えられたものをどう使うかを考えます。

いま、誰かが不幸であるならば、その人が自らの手で、 不幸であることを選択した結果であると考えます。

自由とは、他人に嫌われる勇気を持つこと 誰かに「いいね」を言ってもらうこと目的とした生き方を放棄することと考えます。

人生が抱え込む問題はすべて「対人関係」に関するものと考えます。 自分の課題と他者の課題を分け、 自分が責任を負えない課題は、他者の課題として、 切り捨てることを良し、と考えます。

そして、それらを実践するための、幾ばくかの『勇気』を求めます。

「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、 迷うことはないし、なにをしてもいい。 嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。 そんな風に考えます。

『嫌われる勇気』という本があります。 アドラー心理学を極めた『哲人』と『世を拗ねた若者』が、 対話形式でアドラー心理学の本質を浮き彫りする内容です。

アドラー心理学は、 世間一般のパラダイムである『原因論』に対して、 『目的論』というパラダイムシフトを促す考え方なので、 クリティカル(批判的)な立場での検証が必要です。 『世を拗ねた若者』が、読者に変わって批判を行います。

この本を読めば、たぶん、アドラーさんのファンになります。 そして、『原因論』に塗り固められた自分の人生に、 パラダイムシフトを促します。 通常、 自分が生きてきた時間の半分くらいの時間が必要と書かれています。 50歳の人なら25年、20歳の人なら10年、かかります。 早く、出会えたら良いかもしれませんね…笑。

人生に一般論的な意味なんてない。 人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ。

そもそも人生は他人との競争でありません。 健全な優越性の追求とは、 他者の比較のなかで生まれるのではなく、 「理想の自分」との比較から生まれるものなのです。

普通であることは、 無能であることではありません。 アドラー心理学は 「普通であることの勇気」 を大切にしています。 これはつまり 「自分を受け入れる勇気」 を持つことと同意です。 普通であることを受け入れられず、 「特別な存在」になろうとする人がいますが、 そのために、自らの優越性を誇示することを アドラー心理学では否定します。

キルケゴールさんが言うように、 人生は後ろ向きにしか理解することができない。 しかし、前を向いてのみしか生きられない。 のである。

だからこそ、アドラー哲学が活きてくる。 過去にとらわれない生き方が。

さあ、もう大丈夫。 あなたも、アドラーに出会えたんだから...。

アドラー珠玉の言葉たち

良く噛んでお召し上がりください

悪口を言われても、嫌われても あなたが気にすることはない 「相手があなたをどう感じるか」は 相手の『課題』なのだから

あなたが悩んでいる問題は 本当に「あなたの問題」だろうか その問題を放置した時に困るのは誰か 冷静に考えてみることだ

行動に問題があるとしても その背後にある動機や目的は 必ずや『善』である

大切なことは「共感」することだ 「共感」とは、相手の目で見、相手の耳で聞き 相手の心で感じることである

人の行動の95%は正しい行動である しかし私たちは「当たり前だから」と それを無視してしまう わずか5%しかない 負の行動に着目してはいけない

人の心理は物理学とは違う 問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ 解決法と可能性に集中するべきなのだ

他人の評価に左右されてはならない ありのままの自分を受けとめ 不完全さを認める勇気を持つことだ

「信用」するのではなく「信頼」するのだ 「信頼」とは裏付けも担保もなく相手を信じること 裏切られる可能性があっても相手を信じるのである

自分の不完全さを認め、受け入れなさい 相手の不完全さを認め、許しなさい

苦しみから抜け出す方法はたったひとつ 他の人を喜ばせることだ 「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればよい

「仕事で敗北しませんでした、働かなかったからです」 「人間関係で失敗しませんでした、人の輪に入らなかったからです」 -彼の人生は完全で、そして最悪だった

叱られたり、褒められたりして育った人は 叱られたり、褒められたりしないと行動しなくなる そして、評価してくれない相手を 敵だと思うようになるのだ

悩みをゼロにするには 宇宙でたった一人きりになるしかない

「怒りっぽい性格の人」など存在しない 「怒りという感情をしょっちゅう使う人」なのだ 生まれ変わる必要はない 感情の使い方を変えればいいだけなのだ

ピンク色のレンズの眼鏡をかけている人は 世界がピンク色だと勘違いしている 自分が眼鏡をかけていることに気づいていないのだ

怒りなどの感情を コントロールしようとするのは無駄である 感情は「排泄物」なのだ 「排泄物」を操作しても何も変わらないだろう

健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる

不健全な人は、相手を操作し、変えようとする

人は過去に縛られているわけではない あなたの描く未来があなたを規定しているのだ 過去の原因は「解説」にはなっても 「解決」にはならないだろう

たとえ不治の病の床にあっても 天を恨み泣き暮すか 周囲に感謝し余生を充実させるか それは自分で決めることができる

人生が困難なのではない あなたが人生を困難にしているのだ

人生は、極めてシンプルである。

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